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そうこうしているうちに子どもは育つ

案外父親は育児にするどい知見がある!(かもしれない)

極私的 素晴らしい青春映画(ダンスもの編)

映画

僕の好きな青春映画をダンスものに絞って書いてみたいと思います。これはオススメしているワケではなく(そもそも見ず知らずのシロウトのオススメなんて誰ものらない)、では何かというと、すでに観たことがある人と、「ああ、あの映画いいよねえ」を分かちあえたらいいなと思ったから。では以下3つ。

 

「リトル・ダンサー (原題:Billy Elliot)」 2000年 イギリス
1980年代中盤、イギリスの労働者階級の少年がバレエダンサーを目指す映画。ほっぺの赤い少年ビリーは、ひょんなきっかけから女の子に混じってバレエを始め、環境が全く伴わない中、悪戦苦闘し、ダンスの技術を獲得していく。炭鉱で働く父と兄はストライキで収入がなく、家庭も陰鬱、ふつうグレてしまうところを、ビリーにはバレエがあった。これなかったら絶対やばかったですよビリー。好きなシーンを3つに絞る。ビリーがバレエと出会う場面。恐ろしく暗いクリスマスパーティーでも家族全員が被っている三角帽。ビリーのダンスを見た父親の決意。

公開時のキャッチコピーは、「僕がバレエ・ダンサーを夢見てはいけないの?」だったらしい。まったく問題ない。僕もやりたい。でもさすがに僕は夢見ちゃいけない。100点。

 

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「パリ・オペラ座のすべて(原題:La danse - Le ballet de l'Opéra de Paris)」 2009年 アメリカ・フランス合作
巨匠フレデリック・ワイズマン監督による、パリオペラ座のドキュメンタリー。僕はこの映画を青春映画として観ています。すべてを捧げられるものを見つけた人は、それだけで幸せだと思う。もちろんこのドキュメンタリーでは子どもの頃からバレエにすべてを捧げた人々を中心に、オペラ座で働く人達を淡々と描き出していく。

階段を駆け上がっていくダンサーたち、衣装担当の作業風景、食堂の様子、地下水路、屋上で飼われているミツバチ、福利厚生の説明を受けるダンサーたち、Tシャツ姿での稽古の様子。終始一貫したトーン。ぼーっと観ていると、ミニマルな音楽に自分の波長が合って頭がすっきりするような、そんな快感がある。鍛錬する姿、場所、道具が、それぞれ独立した芸術作品のように見えてくる。これも100点。

 

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「BU・SU」 1987年 日本
市川準監督のデビュー作。富田靖子主演。音楽でいうファーストアルバムのマジック同様に、この映画は市川準監督のデビュー作マジックがかかっている。現在でいう不登校の少女が、芸者見習いとして住み込みで働きながら高校に通い、自分自身と闘う映画。僕自身これを高校生の時に初めて見たのだが、耳がかーっと熱くなり、偶然出会えたことを喜んだ記憶がある。恥ずかしいけど、この頃の自分はこの映画に救われたと思う。さらに恥ずかしいことを言うと、映画が終わっても、主人公の麦子・芸者見習としては鈴女(すずめ)、の人生は続いていっているんじゃないか、と本気で考えたりした。80年代後半の東京の雰囲気もいい。

市川準監督は東京芸大の受験に失敗し、画家になることをあきらめたらしいが、失敗してくれてよかったよほんとに。かなり多浪したみたいなので、ご本人にはつらい経験だろうけど。この映画がどうしてダンスものかは、観たことがある人は分かると思うので特に書きません。あっ、この映画だけは、中高生にオススメしたい気もする。必要としない中高生もたくさんいるだろうけど。もちろん100点。

 

あの頃映画 「BU・SU」 [DVD]

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以上、僕の好きな青春映画(ダンスもの編)として書いてみました。子育てブログと関係ないじゃん、と思うかもしれないけど、僕の中では関係なくもないのです。