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そうこうしているうちに子どもは育つ

案外父親は育児にするどい知見がある!(かもしれない)

お化けに頼るしかない。

育児

僕は最近お化けに頼ってばかりだ。もちろん育児での話だ。そして自分をとても情けなく思っている。言うことをきいてくれない子どもたちに、
「ごはん食べないの?いいの?お化けくるよ。」と言うくらいしか術を持っていないのだ。

その度に、(またお化けか、芸の無いやつ!)と自分に腹を立てるのだがしょうがない。僕は無知な父親だから少しでも効き目があるならとこれを繰り返している。

お化けの種類も寂しいものだ。
もったいないお化け、暗い暗いお化け(わが家オリジナル?)、風邪コンコン(これはお化けですらない)、そしてシンプルにただのお化け。

 

 

先日職場の人から、こんな話をきいた。子どもがまだ三歳になるかならないかの頃のこと。言うことを聞かない時は、部屋の電気を消して暗くし、お化けが来るよ!とおどかしていたらしい。それなりの効果があったそうだ。その人も別に真っ暗にして閉じ込めたりしているわけじゃなしと、可哀想に思いながらもその方法に頼ることが多くなった。

しかし、自分の意思をはっきり伝えられるようになった四歳くらいの時から、電気を消した部屋で寝ることができなくなり、困ったことに外出していても夕方になると、早く早くと帰宅を急ぐようになったらしい。もちろん暗いところが怖いのだ。

焦った僕は、
「今でもお子さんは夜に外出ができないということですか?」
と聞いた。そしてほっと胸を撫で下ろした。少々苦労はしたが、徐々に慣らしていき今では真っ暗な部屋でも眠れるらしい。そうですか、安心しましたという僕に、
「でも今でも暗い部屋は苦手みたい。大変かもしれないけど、効果がありすぎる方法は注意が必要だと思うよ。」といさめたのだった。

 

家に帰った僕はさっそく妻にこの話をした。二人で大いに反省したが、じゃあどうしようかねえ、とお互い苦笑いしただけで未だ答えは出ていない。そして困ったことに僕にはあまり改善がみられない。
「歯を磨かないと、ワンワン怖い怖いがくるよ!」なんて言い出す始末だ。何だそれは?お化けと犬の中間か?
娘も流石にキョトンとした顔をして、
「パパナニー?パパナニー?」を連発していた。

怖がらなくて良かったと複雑な気持ちになった。